音と癒しの時と空間 vol.14


私は、子供の時に喘息もちでした。毎年春と秋になるとゼイゼイ始まって、学校も一週間休んだりしていました。

そこで、音楽鑑賞をする子になっていったのもあります。

特に夜にゼイゼイと始まると、寝ることがなかなかできません。

親も、苦しそうにゼイゼイしている私に、名曲の入ったテープをたくさん買ってくれました。その中のお気に入りが、チャイコフスキーのくるみ割り人形です。

しかも、指揮はカラヤン!

毎晩、素敵なオーケストラの演奏を聴いて眠っていました。

色んな音、バイオリン、金管、フルート、ハープなど聴こえてきて、音をだんだん覚えていきました。いまでも、バンドスコアを見て楽しいと感じることがあるのも、そんな体験からかもしれません。

この中で、一番思い出があるのが、花のワルツ。

そのテープに曲に対する解説が載っており、チャイコフスキーは自分が生きてる時の公演では、あまりうまくいってなかったようです。

死後、演奏された名演で、評価されて有名になったようです。

父が言うには、本当に素晴らしい芸術は、本人たちが生きてるときには評価されず、死んでしばらく経ってから評価されることが多いとのこと。

そうなんだ。。。と思いました。

チャイコフスキーって、凄いなあ!と、素直に思いました。


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